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Everyday Struggles。Think or Die.「裏をかけ、裏をかけ、完全無欠に欺き尽くせ」  「我を通せば心は折れず」


by さくら@もこな

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最後は熱く、でもそのなかにもCoolさが漂って。

もこ。

33年ぶりどしたっけ?決勝再試合。んー、始まる前の監督インタビューで、すでに結末が見えていたような気がします。駒苫の監督はんも気取らずに3連覇いきますって言っとけばねーぇ。早実の監督が素直で見てるほうも清々しかったと思われますゎ。

ホームラン2本打たれたけど、まったく危なげない投球にナインの守備。ちょっと綻びの見える王者。強いけど、脆かった。最後のバッター駒苫エース田中君への143km/時のストレート。これがすべてを物語っていたぇ。おつかれさまどした。どんな道を進むかはわかりまへんが、それぞれの道でも、どうか、今日のことを忘れずに頑張ってくださいませ。高校球児の皆さん、また来年、その熱くCoolな試合を魅せて下さいね。爽やかな風に身を任せ、高みを目指してください。

早稲田実業高等学校皆さん、おめでとうございます。そして、全国の球児の皆さん、ほんに、お疲れ様ぇ。

ではでぁ。
Excite エキサイト : 早実4-3駒苫
【<高校野球>早稲田実 好投で駒大苫小牧の本塁打攻勢しのぐ [ 08月21日 20時34分 ]
毎日新聞社
 延長十五回決勝引き分け再試合。大会史上最多の60本塁打。幾多の名勝負と新記録を球史に刻み、長年語り継がれるであろう16日間の熱闘は幕を閉じた。最終日の21日は37年ぶりの決勝再試合が行われ、早稲田実(西東京)が駒大苫小牧(南北海道)の夏3連覇を阻んで、夏初優勝を果たした。春も含めた全国制覇は、王貞治・ソフトバンク監督をエースに擁した1957年の第29回センバツ以来。東京勢の優勝は第83回大会の日大三(西東京)以来5年ぶり6回目。

 前日に続き、この日も早稲田実・斎藤、駒大苫小牧・田中の両エースが投げ合った。斎藤は7試合で計948球、田中は6試合で計742球。死力を尽くした力投に、5万人の観衆から万雷の拍手が送られた。

○早稲田実(西東京)4-3駒大苫小牧(南北海道)●

 序盤から好機を着実に生かして加点した早稲田実が、4日連投となった斎藤の好投で、駒大苫小牧の終盤の本塁打攻勢をしのいだ。

 早稲田実は一回、駒大苫小牧の先発・菊地の乱調につけ込み、四球と安打などで築いた2死一、三塁に船橋の中前打で先制。二回にも救援した田中から四球を足掛かりに2死二塁とし、川西が左翼線に二塁打して加点。六回に1点差に詰め寄られたが、その裏、白川が左翼線に適時二塁打。七回は2死二塁で後藤が左前適時打を放った。

 駒大苫小牧は140キロ台の直球にスライダー、フォークを有効に使う斎藤に、五回まで3安打に抑えられていたが、六回、三谷が左中間にソロ本塁打。九回、無死から安打の三木を置き中沢が中越えに2ランを放って1点差に詰め寄ったが、計13三振を喫し斎藤の前に屈した。

【相川光康】

 ▽早稲田実・和泉実監督 こんなにも選手に力があったことに驚いている。駒大苫小牧は本当に強い。逆の立場だったら、こんな試合はできない。敬服する。

 ▽駒大苫小牧・香田誉士史監督 うちの選手もよくやった。たたえてやりたい。4対1でなく、4対3にしたのがうちの選手のすごさ。あと1点は斎藤君の素晴らしさだ。

 ◇早稲田実 斎藤の恐るべき球威 最後まで

 甲子園に来て948球目、2日連続の決勝で296球目となった早稲田実・斎藤のストレートが駒大苫小牧の最後の打者、田中に向かっていった。壮絶な決勝を投げ合ったライバルのバットは、144キロの速球に空を切る。恐るべき球威を斎藤は最後まで保ち続け、2試合で5時間33分に及ぶ戦いに決着をつけた。

 4日連投となるこの日の朝、斎藤は意外にも疲れを感じていなかった。その秘密が明かされたのは、試合前の練習の場だった。

 延長十五回の死闘を演じて宿舎に帰った前夜、早稲田実の選手は交代で、「高気圧カプセル」の中に入っていた。カプセルは1人が横になって入れる程度の大きさ。酸素供給度の高いカプセルの中に1時間前後いることで酸素を多く体内に取り入れ、疲労を回復する。サッカーのイングランド前代表、ベッカムが使って話題を呼んだ、通称「ベッカムカプセル」だ。

 「センバツの時は使っていなかったが、今回は体の回復度合いが違う」と斎藤。37年前、松山商と三沢の決勝が引き分け再試合になった時代には考えられない科学の力を借りて、早稲田実の選手は2日連続の決勝に臨んでいた。

 八回の打席を終えてベンチに戻った斎藤は、携帯用の酸素を一口吸って最終回のマウンドへ向かった。だが、駒大苫小牧の3番・中沢に中越えの2ランを浴びて1点差に迫られた。

 「やばいと思ったけど、あと三つアウトを取るだけ」。理詰めの投球同様、気持ちを切り替えて冷静さを取り戻した斎藤は、こん身の投球で続く3人を片づける。田中は「斎藤君にはまだ力が残っているんだと感じた。相手の方が上だった」。3連覇は逃したが、潔く負けを認めた。

 斎藤は青いハンドタオルで感激の涙をぬぐった。「第1回からこの大会に出ている早実が成し遂げられなかった優勝を果たせた。その重みを感じる」。斎藤はいつもこのタオルを使う。ゲンかつぎのためだが、袖で汗をふいていると指先が滑ることもある。そんなことまで考えて早実の選手は野球をしていたのだ。【滝口隆司】

 ◇駒大苫小牧 昨夏の金にも負けない“銀メダル”の輝き

 ストライクは全て振った。九回、駒大苫小牧のエース田中の打席。中沢の2ランで1点差に追い上げたものの2死走者なし。土壇場だった。

 初球のスライダーをファウル。ワンバウンドになる鋭い変化球を空振り。さらに変化球をファウルにして、食らいついた。田中の気迫をそらすように、マウンドの斎藤が背を向けて間を取る。一呼吸置く4球目は、高めへの147キロ。「斎藤には力が残っているんだな」と思った。そして7球目は低めへの速球。フルスイングが、空を切った。

 「終わったんだ」。その言葉だけが、心に浮かんだ。

 「肩にもひじにも張りがあった」という。昨夏、150キロをマークした速球は140キロ前後まで落ちていた。「気力で戦う」と肝に銘じたマウンドだった。

 六回、三谷のソロで1点差としたその裏、2死から四球を出し、白川に左翼フェンスに運ばれた。初球、不用意な高めのストレートが、失点を招く二塁打となった。七回は2死二塁から、後藤に甘く入った変化球を左前適時打とされた。この夏の甲子園で投じた742球の中で、最も悔いの残る2球。でも、「やれることは、やり切った」。涙はなかった。

 昨夏の優勝投手として、この1年間注目され続けた。センバツを上級生の飲酒、喫煙で辞退したことも注目に拍車をかけ、大会直前に主将を本間篤に交代したほど。その中で、3連覇をかけた夏。「逆の立場で考えれば、大変なことだ。すごいと思う」。敵将の和泉監督が称えた。

 閉会式のために整列すると、3三振に泣きじゃくる本間篤の背をなで続け、笑いかけた。センバツ辞退のどん底を、一緒にはい上った仲間と手にした“銀メダル”。輝きは、昨夏の金にも負けない。【藤倉聡子】

 ○… 早稲田実の主将で4番の後藤は「優勝出来て日本一になれて夢のようです」。七回2死二塁、「斎藤が頑張って投げていたし、1点でも多く取りたかった」という気持ちがバットに乗り移り、田中の低めのスライダーを左前に弾き返した。「集中出来たのがよかった」と後藤。チームのまとめ役としても絶対の信頼を得ており「ここまで来れ、優勝出来たのも全員のお陰」と感謝していた。

 ○…早稲田実の2年生・川西が、勝利に貢献した。二回2死二塁、駒大苫小牧のエース・田中の外角低め直球を、うまく流して左翼線へ適時二塁打を放ち、田中攻略の口火を切った。相手は屈指の好投手だが「『自分は自分』と心に言い聞かせた。雰囲気にのまれないよう田中投手の顔は見ず、球だけを見極めた」。七回はセーフティーバントを試みるなど粘り、死球。後続の適時打で生還した。「3年生に甲子園に連れて来てもらった。今度は自分たちがチームを引っ張り、ここに戻ってきたい」

 ○…駒大苫小牧の先発は、3試合連続で2年生右腕の菊地。香田監督に「後は(田中)将大がいるから、全力で飛ばして、いけるところまでいけ」と送り出された。一回、いきなり内野安打などで2死一、三塁にされ「焦っちゃいました」。船橋の適時打で1点を許して降板、田中にマウンドを託した。「もっと長く投げてつなぎたかった」と悔やんだ。しかし経験は自信にもなった。「甲子園は自分の力以上のものを引き出してくれる場所。(田中)将大さんみたいに、プレッシャーをバネにして粘り強いピッチングができるよう目指したい」

 ○…打撃センスが光る駒大苫小牧の本間篤だが、斎藤には前日に続き、完全に封じられた。4打数3三振。「斎藤君はスピードも体力もまったく落ちなかった。4番を任せてもらったのに……」とうなだれた。3連覇を託された主将として重圧の中でナインを引っ張ってきた。「気力では負けていなかった。勝敗を分ける差はどこかにあったんだと思うが、今はそれが何か分からない」。汗と涙で濡れたタオルをギュッと握り締めた。

 ○…駒大苫小牧の先発は、3試合連続で2年生右腕の菊地。香田監督に「後は(田中)将大がいるから、全力で飛ばして、いけるところまでいけ」と送り出された。一回、いきなり内野安打などで2死一、三塁にされ「焦っちゃいました」。船橋の適時打で1点を許して降板、田中にマウンドを託した。「もっと長く投げてつなぎたかった」と悔やんだ。しかし経験は自信にもなった。「甲子園は自分の力以上のものを引き出してくれる場所。(田中)将大さんみたいに、プレッシャーをバネにして粘り強いピッチングができるよう目指したい」 】
by yukimachisakura | 2006-08-21 23:55 | Log